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【2026年版】タイ北部観光完全ガイド|チェンマイ・チェンライ・パーイ・ナーンの見どころと行き方

更新日:2026年10月5日

【2026年版】タイ北部観光完全ガイド|チェンマイ・チェンライ・パーイ・ナーンの見どころと行き方

タイ北部はどんな旅ができる?

タイ北部の旅は、バンコク観光とはかなり性格が違います。

高層ビルを次々に回るというより、旧市街の寺院を歩き、車で山へ向かい、翌日は別の町へ移動する。

景色の変化そのものが旅になります。

本記事では、チェンマイ、チェンライ、メーホンソーンとパーイ、ランパーン、ランプーン、ナーン、プレーを中心に紹介します。

このエリアの大きな特徴は、「北部」という一つの言葉ではまとめられないことです。

チェンマイは北部最大の観光拠点で、旧市街と現代的なニマンヘミン、ドイステープやドイインタノンといった山岳観光を組み合わせられます。

チェンライへ行けば、ワット・ロンクンなど現代アートと寺院建築が融合した風景や、メコン川沿いの国境文化が現れます。

西のメーホンソーンやパーイは、山を越えて向かうこと自体が旅の一部。

東のナーンやプレーまで行くと、外国人観光客の多いチェンマイとはまた違う、静かな北部の町が見えてきます。

初めてタイ北部を旅行するなら、まずチェンマイを拠点にして、その後に自分が見たい北部を一つ追加するくらいの組み方が無理をしにくいでしょう。

エリア旅の特徴主な見どころ初めての旅行での目安
チェンマイ北部観光の拠点、旧市街+山旧市街、ドイステープ、ドイインタノン、メーカンポン2〜4泊
チェンライ寺院アート、山、国境ワット・ロンクン、ワット・ロンスアテン、ドイトゥン、ゴールデントライアングル1〜2泊
パーイ・メーホンソーン山岳道路、自然、ゆっくりした旅パーイキャニオン、タムロット洞窟、山岳風景2〜3泊
ランパーン・ランプーン歴史都市、ランナー文化ワット・プラタート・ランパーン・ルアン、旧市街、ハリプンチャイ1〜2泊
ナーン・プレー静かな旧市街、山と地方文化ワット・プーミン、プア、ボークルア、古い邸宅2〜3泊

日本からタイ北部へどう行く?

北部観光の玄関口は、基本的にチェンマイ国際空港です。

ただし、2026年10月時点で日本からチェンマイへ向かう便には大きな違いがあります。

関西国際空港からチェンマイへはThai Vietjet Airの直行便が運航されており、所要時間は約5時間55分です。

一方、東京・羽田と成田からチェンマイへの定期直行便は、2026年10月時点ではありません。

東京や福岡、札幌などから向かう場合は、バンコク、台北、香港、ソウルなどで乗り継ぐのが基本です。

2026年10月時点で、日本からチェンマイへ直行できる都市は大阪・関西で、東京からは乗り継ぎが必要です。

バンコク経由なら選択肢は非常に多い

バンコクからチェンマイへは、スワンナプーム空港とドンムアン空港の両方から多数の便があります。

スワンナプームからチェンマイは約1時間20分。

ドンムアンからは約1時間15分です。

2026年10月時点では、両空港を合わせると一日に非常に多くの便が設定されているため、日本からバンコクへ入り、そのまま国内線へ乗り継ぐ方法は使いやすい選択肢です。

ただし、国際線がスワンナプーム着なのにチェンマイ便をドンムアン発で取ると、バンコクで空港間を移動する必要があります。

航空券を別々に買う場合は、BKKとDMKを必ず確認してください。

チェンライから帰るルートも便利

北部旅行をチェンマイから始めてチェンライで終える場合、チェンマイまで戻る必要はありません。

チェンライ国際空港からもバンコクへ多数の直行便があります。

2026年10月時点では、スワンナプームへ約1時間35分、ドンムアンへ約1時間25分です。

チェンマイから入り、陸路でチェンライへ移動し、チェンライからバンコクへ飛ぶ形にすると、同じ道を戻らずに済みます。

夜行列車という選択肢

時間に余裕があるなら、バンコクからチェンマイまで列車で向かう方法もあります。

夜行寝台列車ではおおむね12〜14時間程度。

飛行機より速い方法ではありませんが、寝台列車そのものを旅行体験として楽しめます。

朝、列車が北部の山間へ入っていく風景も、飛行機では見られません。

ルート所要時間の目安特徴
大阪・関西 → チェンマイ直行約5時間55分日本から北部へ直接入れる
東京 → チェンマイ乗継便で約7時間台〜バンコク、台北、香港などで乗継
スワンナプーム → チェンマイ約1時間20分フルサービス・LCCとも選択肢あり
ドンムアン → チェンマイ約1時間15分LCC中心、便数が多い
バンコク → チェンマイ夜行列車約12〜14時間移動そのものを楽しみたい人向け
バンコク → チェンライ約1時間25分〜1時間35分周遊旅行の出口として使いやすい

タイ北部のベストシーズンはいつ?

北部旅行で最初に考えたいのが季節です。

バンコクより北へ行けば一年中涼しい、というわけではありません。

チェンマイ市内は4月になるとかなり暑くなります。

一方、12月から1月ごろの朝晩は気温が下がり、標高の高い場所ではタイとは思えないほど冷え込むことがあります。

旅行しやすさだけで考えるなら、一般的には11月から2月ごろが人気です。

雨が比較的少なく、山岳エリアにも行きやすくなります。

山や寺院を中心に北部を初めて巡るなら、11月〜2月は気候と移動のバランスを取りやすい時期です。

雨季は悪い季節ではない

5月から10月ごろは雨が増えます。

ただし、雨季の北部には乾季にはない魅力があります。

山の緑が濃くなり、水田や森の景色も鮮やかになります。

観光客が比較的少なくなる時期でもあります。

一方、強い雨が続けば山道、滝、自然歩道などが一時的に閉鎖されることがあります。

自然を目的にする場合は、出発直前に国立公園や現地当局の情報を確認してください。

チェンマイの月別平年降水量チェンマイ観測地点の平年降水量。雨は5月から増え、8〜9月に多く、11月以降は大きく減ります。
1月11.32月10.33月154月54.85月164.56月126.87月1438月2169月207.110月123.811月29.812月10
出典:Japan Meteorological Agency ClimatView / WMO station 48327 Chiang Mai

3〜4月はPM2.5を必ず確認する

北部旅行で、気温や雨以上に知っておきたいのが大気汚染です。

北部では年によって、乾季後半に煙霧とPM2.5が悪化します。

2026年3月末から4月には、チェンマイ、チェンライ、ランプーン、メーホンソーンの複数地点で、タイ当局が「健康への影響がある」赤レベルのPM2.5が継続したとして注意を呼びかけました。

山へ景色を見に行っても、霞で遠くがほとんど見えない日があります。

空気の状態は毎年、毎日変わるため、「3月は絶対に旅行できない」と決める必要はありません。

ただし旅行前と滞在中は、タイ公害管理局のAir4Thaiなどで数値を確認することをおすすめします。

2026年春には北部の複数地域でPM2.5が健康影響レベルの赤表示となった日が続いています。

まず訪れたいチェンマイ|北部旅行の基本になる街

初めて北部へ行くなら、やはりチェンマイが最も組み立てやすいでしょう。

理由は観光地が多いからだけではありません。

空港があり、ホテルの選択肢が多く、旧市街、現代的なエリア、山岳観光を一つの拠点から組み合わせられるからです。

旧市街|まずは歩いて北部の歴史を見る

チェンマイ旧市街は、堀と城壁跡に囲まれたエリアです。

ワット・プラシン、ワット・チェディルアンをはじめ、歴史ある寺院が点在しています。

ワット・プラシンはランナー建築と美術を見る代表的な場所の一つ。

ワット・チェディルアン周辺には、チェンマイの町の歴史に関わるインタキンの柱もあります。

寺院だけを「チェックリスト」のように回るより、旧市街を歩きながら町の大きさや道のつくりを見る方が、古都としてのチェンマイを感じやすいでしょう。

日曜日ならターペー門から旧市街へ延びるサンデー・ウォーキングストリートもあります。

ドイステープ|チェンマイの町を山から見る

チェンマイ市街の西側にそびえるのがドイステープです。

ワット・プラタート・ドイステープは、チェンマイを代表する寺院の一つ。

山の上から市街を見下ろすことができ、平地の旧市街とはまったく違う景色になります。

市街地と山がすぐ隣り合っていることが、チェンマイという都市の特徴でもあります。

ドイインタノン|タイ最高峰2,565メートルへ

自然を一つだけ選ぶなら、ドイインタノンは有力候補です。

ドイインタノンの最高地点は標高2,565メートル。

タイで最も高い場所です。

熱帯のタイにも、標高2,565メートルの国内最高峰があるというのは、初めて訪れるとタイのイメージがかなり変わります。

山頂周辺には高地特有の森林があり、滝や自然歩道、二つの王室記念仏塔などを組み合わせて観光できます。

チェンマイ市街からは距離があるため、一日観光として考えた方がよいでしょう。

国立公園の外国人料金や自然歩道の開閉状況は変わることがあるため、訪問前にタイ国立公園局の情報を確認してください。

朝霧と山並みが広がるドイインタノンの高地風景
タイ最高峰ドイインタノンでは、バンコクや南部のリゾートとはまったく違うタイの自然に出会えます。

メーカンポン|市街から山の村へ

チェンマイから日帰りで少し違う風景を見たいなら、メーカンポンも選択肢です。

山間の小さな集落で、森や小川と生活空間が近く、チェンマイ中心部とは旅の速度が大きく変わります。

ただし、観光地であると同時に人が暮らす集落です。

民家や住民を撮影するときは、生活空間へ勝手に入り込まないよう配慮したいところです。

象に会うなら施設の選び方も旅の一部

北部では象と触れ合う観光が多くあります。

現在は、観光客向けのショーや乗馬だけでなく、飼育環境や動物福祉を重視する施設も増えています。

タイ国政府観光庁も、持続可能なElephant Care TourismやAnimal Welfareを観光政策の一部として取り上げています。

「象に近づけるか」だけで選ぶのではなく、施設が象をどのように飼育し、どのような体験を提供しているかを事前に確認するのがおすすめです。

チェンライ|白い寺院だけではない北端の町

チェンマイの次に訪れやすいのがチェンライです。

日帰りツアーも多いですが、チェンライ周辺には市内から離れた見どころが多いため、時間があるなら1〜2泊すると旅が楽になります。

ワット・ロンクン|白一色の現代寺院

チェンライを代表する風景の一つが、ワット・ロンクンです。

一般に「ホワイトテンプル」と呼ばれる真っ白な建築で知られています。

伝統的な寺院をそのまま保存した場所というより、アーティストのチャルームチャイ・コーシッピパットが手がけた現代的な宗教芸術空間です。

チェンマイの古寺を見た後に訪れると、同じ北部でも寺院表現がまったく違うことがわかります。

ワット・ロンスアテンとバーンダム

チェンライには、青を基調としたワット・ロンスアテンもあります。

さらにバーンダム・ミュージアムでは、タイを代表する芸術家タワン・ダッチャニーの世界観に触れることができます。

白、青、黒。

チェンライ観光では、色のまったく違う3つの空間を巡るだけでも、この町の個性が見えてきます。

ドイトゥンと北部の山

市街から離れると、チェンライも一気に山岳地域になります。

ドイトゥン周辺には庭園や山の景色があり、さらに北へ行けばメーサイ、メコン川方面へ進めます。

山と国境文化を組み合わせられることが、チェンライの大きな特徴です。

ゴールデントライアングル

タイ、ラオス、ミャンマーが接するメコン川周辺は、ゴールデントライアングルとして知られています。

現在は観光地として整備されていますが、歴史的には国境交易やアヘン栽培の歴史とも関係した地域です。

単なる「3カ国が見える撮影スポット」としてではなく、この場所がなぜ知られるようになったのかまで知ると、旅の印象が変わります。

白い建築が特徴的なチェンライのワット・ロンクンを訪れる旅行者
古寺の多いチェンマイとは対照的に、チェンライでは現代アートと宗教建築が融合した独特の観光風景に出会えます。

パーイ・メーホンソーン|山道の先にある北部

チェンマイから西へ向かうと、旅の雰囲気は再び変わります。

パーイやメーホンソーンへ向かう道路は山間を進み、カーブが続きます。

タイ国政府観光庁も、乗り物酔いしやすい人は事前に対策するよう案内しています。

移動が大変だからこそ、到着するとチェンマイとは違う「山の中へ来た」という感覚があります。

パーイ

パーイは小さな町で、旅行者がゆっくり滞在する場所として知られています。

周辺にはパーイキャニオン、温泉、山の風景があり、夜はウォーキングストリートに人が集まります。

パーイキャニオンは夕日の名所として知られていますが、足場の細い場所や急な斜面もあります。

サンダルではなく歩きやすい靴の方が安心です。

タムロット洞窟

メーホンソーン方面で自然を楽しむなら、タムロット洞窟も代表的な場所です。

川が洞窟内部を通り、大きな石灰岩洞窟を進む体験ができます。

天候や水量により観光条件が変わるため、雨季は特に現地情報を確認してください。

メーホンソーン

メーホンソーンの町まで進むと、ミャンマー文化の影響を感じる寺院や山の風景が目立つようになります。

チェンマイから気軽に数時間だけ訪れる場所というより、移動も含めて数日かけて楽しむ目的地です。

北部旅行で「効率」より「山を進んでいく旅そのもの」を重視したい人に向いています。

ランパーン・ランプーン|チェンマイの近くに残る古い北部

有名観光地を一通り巡った人におすすめしたいのが、ランパーンとランプーンです。

チェンマイから比較的近い一方、観光客の密度は大きく変わります。

ランパーン

ランパーンは馬車で知られる町です。

カット・コン・ター周辺には古い商業建築が残り、ワット・プラタート・ランパーン・ルアンなどランナー文化を代表する寺院もあります。

チェンマイの旧市街とは違う規模感で、静かに町を見ることができます。

また、タイ象保護センターなど、北部と象の歴史を知る場所もあります。

ランプーン

チェンマイから近いランプーンは、古代ハリプンチャイ王国の歴史を持つ町です。

ワット・プラタート・ハリプンチャイを中心に、チェンマイよりさらに静かな歴史都市を歩けます。

チェンマイ滞在中の日帰り旅行としても組み込みやすい場所です。

ナーン・プレー|「静かな北部」を見たい人へ

チェンマイとチェンライを経験した後に、さらに違う北部を見たいならナーンやプレーがあります。

外国人旅行者の数はチェンマイほど多くなく、町と自然をゆっくり見る旅に向いています。

ナーン

ナーン市内を代表する寺院がワット・プーミンです。

壁画で知られ、ナーン国立博物館などと一緒に旧市街を巡ることができます。

市街を離れると、プア、ボークルア、ドイプーカー国立公園など山間の観光地があります。

タイ国政府観光庁も、ナーンでは市街だけでなくプアやボークルアの地域を紹介しています。

北部の山を見たいけれど、パーイのような旅行者の多い町とは違う場所へ行きたい人に向いています。

プレー

プレーは古い邸宅と木造建築が残る町です。

クム・ウォンブリーやクム・チャオルアンなど、タイ建築と西洋建築の影響が混ざった建物があります。

町の外には、浸食によって独特な地形ができたペー・ムアン・ピーもあります。

ナーンとプレーを2〜3日で組み合わせるルートも作りやすいでしょう。

チェンマイではどこに泊まる?

北部周遊でも、多くの人が最初の宿泊地にするのはチェンマイです。

ホテル選びでは、価格だけでなく「どんなチェンマイを見たいか」で場所を決めると選びやすくなります。

旧市街

初めてなら最もわかりやすい場所です。

寺院が徒歩圏に多く、日曜日のウォーキングストリートも利用しやすい。

朝から町を歩きたい人、寺院巡りを重視する人に向きます。

ニマンヘミン

旧市街とは反対に、現代的なチェンマイを感じやすい場所です。

ホテル、カフェ、商業施設などが集まり、夜まで比較的動きやすいエリアです。

寺院中心ではなく、街で過ごす時間も楽しみたい人に向いています。

ナイトバザール・川沿い

夜のマーケットやピン川周辺を楽しみたい人には、旧市街の東側も候補です。

ホテルの選択肢が広く、上級ホテルも見つけやすいエリアです。

2026年10月の予約サイト検索例では、旧市街の一般的なホテルのベース料金は平均で1泊35米ドル前後。ニマン周辺では40〜100米ドル程度のホテルから、150米ドルを超える上級ホテルまで幅があります。

実際の宿泊料は週末、乾季、年末年始、イベント期間で大きく変わります。

エリア向いている人特徴注意点
旧市街初めて、寺院巡り歩いて観光しやすい夜は場所によって静か
ニマンヘミンカップル、リピーター、街歩き現代的でホテルや店が多い山や旧市街へは移動が必要
ナイトバザール周辺初めて、夜も動きたい人夜市、ホテルの選択肢が多い観光地らしさが強め
ピン川沿いゆっくり滞在、上級ホテル落ち着いた雰囲気徒歩だけでは観光しにくい場合あり

タイ北部の交通情報|旅行者向け実用一覧

タイ北部では、チェンマイ市内の移動と、県をまたぐ移動を分けて考えるとわかりやすくなります。

チェンマイ市内は配車アプリやソンテウ、空港バスなどで動けますが、チェンライ、パーイ、ナーンなどへ移動するときは長距離バスやミニバンが中心です。

さらに山岳観光では、公共交通だけでは行きにくい場所もあります。

まずは旅行者が実際に使う可能性の高い交通を一覧で整理すると、次のようになります。

区間・用途主な交通手段所要時間の目安料金・運行の目安実用上のポイント
チェンマイ空港 → 旧市街・ニマン・ナイトバザールRTC R3 City Bus交通状況による30B/1回R3 Red・Yellowが空港、旧市街、ニマン、ナイトバザールなどを循環。荷物が少ない一人旅に便利
チェンマイ空港 → ホテルメータータクシー交通状況によるメーター料金+空港追加料金50B荷物が多い、家族旅行、ホテルへ直接行きたい場合に使いやすい
チェンライ空港 → チェンライ市内Airport Taxi交通状況による市内定額150B追加料金なしの空港公式サービス。初めてでも分かりやすい
チェンマイ → チェンライGreenBus約3時間20分〜3時間50分座席クラス・購入方法で変動Chiang Mai Bus Terminal 3発。2026年9月時点で朝から夕方まで複数便あり。週末・乾季は事前予約が安心
チェンマイ → パーイミニバン約3時間30分〜4時間30分2026年9月の販売例で約150〜360B程度Arcade Bus Terminal 2方面から出発。山道のカーブが非常に多く、乗り物酔い対策推奨
チェンマイ → メーホンソーンミニバン約6時間2026年9月の販売例で約350〜390Bパーイ経由。長時間の山岳道路になるため、パーイで1泊して分ける方法も現実的
チェンマイ → ナーンGreenBus約6〜7時間前後クラス・購入方法で変動毎日運行便あり。日帰りではなくナーン宿泊前提で考えたい距離
チェンマイ → プレーGreenBus長距離バス日によって運行時刻を確認直行便あり。ナーンと組み合わせる場合は一方向に周遊すると戻りが少ない
チェンライ → メーサイミニバン・バス路線便便数が多い国境方面へ向かう代表路線。日帰りも可能だが入国関連情報は別途確認
チェンライ → チェンセーンローカルバス路線便毎日運行ゴールデントライアングル方面へ向かう起点の一つ
ドイステープソンテウ・配車・チャーター車市街から日帰り車種・人数で変動公共交通だけにこだわる必要はなく、往復条件を先に確認すると楽
ドイインタノンツアー・チャーター車・レンタカーほぼ1日車種・ツアー内容で変動観光地点が広範囲。市街から公共交通だけで回るより車移動が現実的
メーカンポンミニバン・チャーター車日帰り可能運行・車種で変動山間部のため帰りの交通まで決めてから向かう方が安心
北部周遊レンタカー・ドライバー付き車行程による日数・車種で変動便利だが山岳道路が多い。運転経験が少なければドライバー付き車も選択肢

チェンマイ空港から市内へは、R3バスが分かりやすい

チェンマイ国際空港から旧市街、ニマンヘミン、ナイトバザール方面へ行くなら、RTC Chiang Mai City BusのR3路線があります。

運賃は1回30バーツ。

Red LineとYellow Lineが反対方向に循環し、旧市街のターペー門周辺、ニマンヘミン、ナイトバザールなど旅行者が利用しやすい場所を通ります。

ただしホテルの玄関まで行くわけではないため、大きなスーツケースがある場合や家族旅行ではタクシーや配車アプリの方が楽なこともあります。

空港のメータータクシーでは、通常のメーター料金に空港追加料金50バーツが加算されます。

チェンマイからチェンライはGreenBusが使いやすい

チェンマイとチェンライを公共交通で移動する場合、GreenBusが代表的です。

2026年9月更新の公式時刻表では、チェンマイからチェンライへ毎日、朝から夕方まで複数の便があります。

所要時間は便によっておおむね3時間20分〜3時間50分程度。

チェンマイ側はArcadeエリアのBus Terminal 3を使う便が中心です。

「チェンマイ観光を終えて、そのままチェンライへ2泊」という旅程なら、飛行機を使わずバスで移動する方が自然です。

パーイ方面は「距離よりカーブ」を考える

チェンマイからパーイは直線距離だけを見ると遠く感じません。

しかし道路は山を越え、カーブが連続します。

ミニバンでは約3時間半〜4時間半ほどを見ておくとよいでしょう。

乗り物酔いをしやすい人は、出発前に酔い止めを準備し、可能なら前方の席を選ぶのがおすすめです。

メーホンソーンまで一気に進むと、さらに長時間になります。

時間があるなら、チェンマイからパーイで一度泊まり、その後メーホンソーンへ進む方が旅としても楽しみやすくなります。

ナーンは「近郊観光」ではなく移動日を考える

チェンマイからナーンへはGreenBusの直行便があります。

2026年の運行では、おおむね6時間以上かかる便が中心です。

そのため「チェンマイから日帰りでナーンへ」という考え方ではなく、移動日を一部使ってナーンへ入り、2泊程度する方が現実的です。

ナーンの町だけでなく、プアやボークルアなど山間部まで行くなら、さらに現地で車が必要になります。

チェンライ空港から市内は定額タクシーも使える

チェンライ国際空港の公式Airport Taxiには、市内まで1台150バーツの定額サービスがあります。

追加料金なしと案内されているため、初めてチェンライへ到着する旅行者には分かりやすい方法です。

北部周遊では、「チェンマイ空港から入り、チェンライ空港から出る」ように入口と出口を変えると、同じ道を戻る時間を減らせます。

レンタカーが便利な場所と、無理をしない方がいい場所

ドイインタノン、メーカンポン、ナーンの山間部などは、車があると旅の自由度が大きく上がります。

一方で、北部の山道はカーブ、急勾配、霧、雨など、市街地とは条件が異なります。

特にパーイやメーホンソーン方面は、「レンタカーがあるから簡単」とは限りません。

山道の運転に慣れていない場合は、ドライバー付きの車や現地ツアーを利用する方が安心です。

北部の交通は、最安値だけで決めるより、移動時間、山道、荷物、同行者の人数まで含めて選ぶのが現実的です。

北部観光の日程別モデルプラン

タイ北部は見どころが広範囲に散らばっているため、日数によって「どこまで広げるか」を決める方が旅行しやすくなります。

全部を一度に回ろうとすると、旅行時間の多くが車移動になってしまいます。

日程おすすめ構成向いている人
3泊4日チェンマイ集中初めての北部旅行
5泊6日チェンマイ+チェンライ定番を広く見たい
7泊8日チェンマイ+チェンライ+山岳地域1か所北部をじっくり巡りたい

3泊4日|まずチェンマイを深く見る

1日目|到着・旧市街

チェンマイ到着後はホテルへ。

午後に時間があれば旧市街を歩き、ターペー門、ワット・チェディルアン、ワット・プラシンなどを無理のない範囲で見ます。

初日に山へ向かう必要はありません。

2日目|ドイステープ+市街

朝からドイステープへ。

市内へ戻った後は旧市街やニマンヘミンを歩きます。

北部の歴史的な風景と、現在のチェンマイの両方を見る一日にします。

3日目|ドイインタノン

一日を使ってドイインタノンへ。

最高地点、森林、滝などを組み合わせます。

市街と山を別の日に分けることで、予定を詰め込みすぎずに済みます。

4日目|市内・空港へ

出発時刻に合わせて、残った旧市街や市場を見て空港へ向かいます。

5泊6日|チェンマイ+チェンライ

1〜3日目|チェンマイ

3泊4日プランと同じように、旧市街、ドイステープ、ドイインタノンを中心に回ります。

4日目|チェンマイからチェンライへ

午前中にGreenBusなどで移動。

到着後はチェンライ市内をゆっくり見ます。

5日目|ワット・ロンクン+ドイトゥン方面

ワット・ロンクン、ワット・ロンスアテンなどを回り、時間があればドイトゥンや山間部へ。

6日目|チェンライ空港からバンコクへ

チェンマイへ戻らず、チェンライ空港からバンコクへ飛ぶと移動を減らせます。

7泊8日|北部を「周遊する旅」へ

7泊以上なら、チェンマイとチェンライに加え、パーイ・メーホンソーン、またはナーン・プレーのどちらかを選ぶのがおすすめです。

両方を同時に入れると東西の移動が大きくなり、旅程がかなり忙しくなります。

山とロードトリップを楽しむなら

チェンマイ3泊。

パーイ2泊。

チェンライ2泊。

山道を含め、北部の地形そのものを楽しむルートです。

静かな町を巡るなら

チェンマイ3泊。

チェンライ2泊。

ナーン2泊。

寺院、町、山をゆっくり見る旅になります。

北部を長く旅行するときほど、「何県行ったか」より、それぞれの場所に一泊以上して朝と夜を体験する方が印象に残ります。

北部旅行で特に注意したいこと

山はバンコクよりかなり寒くなる

北部だから一年中寒いわけではありません。

チェンマイ市内は暑くなる日も多い一方、ドイインタノンなど標高の高い場所は気温が大きく下がります。

特に乾季の早朝に山へ行くなら、タイ旅行でも薄手の上着だけでは寒く感じることがあります。

山へ行く日だけは、市街地の気温を基準に服を決めないようにしましょう。

雨季の山は当日情報を確認する

大雨の後は、山道、滝、自然歩道などが安全上の理由で閉鎖される場合があります。

国立公園が目的なら、前日に公式情報を確認すること。

「せっかく来たから」と閉鎖区域へ入るのは避けましょう。

PM2.5は景色だけの問題ではない

煙霧が強い日は、山からの眺望が悪くなるだけではありません。

公害管理局は、数値が高い日に屋外活動を減らすことや、必要に応じてPM2.5対応マスクを使用するよう案内しています。

子ども、高齢者、呼吸器系に不安のある人は特に、3〜4月の北部旅行では空気の状態を確認しておく方が安心です。

地域の生活空間へ入りすぎない

北部では、少数民族の村や山間集落を訪れる観光もあります。

そこは観光セットではなく、人が生活している場所です。

人物を近くで撮る場合は許可を取り、民家へ勝手に入らない。

子どもを「珍しい被写体」として扱わない。

こうした基本的な距離感を持つだけでも、旅行者と地域の関係は大きく変わります。

寺院では服装と行動に配慮する

チェンマイ、チェンライ、ランプーンなどでは、寺院そのものが主要観光地になっています。

ただし、現在も地域の人が参拝する宗教施設です。

肩や膝を大きく露出する服装を避け、堂内で大声を出さない、仏像へ足を向けないなど、基本的なマナーを守りましょう。

タイ北部は「チェンマイだけ」で終わらせるともったいない

北部旅行の入口として、チェンマイは非常に便利です。

旧市街がある。

山がある。

国際空港がある。

ホテルも多い。

初めて北部へ行くなら、チェンマイを選ぶのは自然です。

でも、チェンマイから先へ一つ進むと、旅の印象が大きく変わります。

チェンライへ行けば、白い寺院とメコン川の国境地帯。

パーイへ行けば、カーブの続く山道の先の小さな町。

ランパーンへ行けば、馬車が走る古い町。

ナーンへ行けば、静かな旧市街とさらに奥の山々。

タイ北部の魅力は、一つの有名観光地ではなく、山を越えるたびに町の表情が変わっていくことにあります。

ガイドブックなら、どの寺院へ行けばいいかは調べられます。

でも、

「チェンマイの人は週末どこへ行く?」

「チェンライとチェンマイって、実際にはどんな違いがある?」

「パーイはタイ人から見るとどんな町?」

「北部出身の人が一番好きな場所は?」

こうした質問には、一つの答えがありません。

旅行前に北部の人へ直接聞いてみると、地図だけでは見えない旅先が見つかるかもしれません。

よくある質問

タイ北部観光は何泊くらい必要ですか?

初めてならチェンマイを中心に3泊4日程度あると、旧市街、ドイステープ、ドイインタノンを無理なく組みやすくなります。チェンライまで加えるなら5泊6日前後、パーイやナーンなど別の地域まで巡るなら7泊以上あると移動に余裕ができます。

日本からチェンマイへ直行便はありますか?

2026年10月時点では、大阪・関西国際空港からチェンマイへ直行便が運航されています。一方、東京・羽田と成田からチェンマイへの定期直行便はなく、バンコク、台北、香港などでの乗り継ぎが基本です。

タイ北部旅行のベストシーズンはいつですか?

一般的には11月から2月ごろが旅行しやすい時期です。雨が比較的少なく、山岳部では涼しい気候を楽しめます。ただし年末年始などは混雑しやすいため、ホテルや交通は早めの予約がおすすめです。

3月や4月のチェンマイ旅行は避けた方がいいですか?

必ず旅行できないわけではありませんが、北部では乾季後半にPM2.5や煙霧が悪化する年があります。2026年春にもチェンマイ、チェンライ、ランプーン、メーホンソーンなどで健康への影響があるレベルのPM2.5が観測されています。旅行前にAir4Thaiなどで最新の大気情報を確認してください。

チェンマイとチェンライはどちらがおすすめですか?

初めてなら、旧市街、山、ホテル、交通の選択肢が多いチェンマイを先に訪れると旅行を組みやすいでしょう。チェンライはワット・ロンクンなどの個性的な建築、ドイトゥン、国境地域などチェンマイとは違う魅力があります。5泊以上なら両方を組み合わせるのがおすすめです。

チェンマイからパーイへ行くときに注意することはありますか?

パーイ方面は山岳道路でカーブが多く、乗り物酔いしやすい人には負担があります。ミニバンでは3時間半〜4時間半程度を見込み、酔い止めを準備しておくと安心です。自分で運転する場合も、市街地とは異なる山道であることを前提に計画してください。

出典・参考資料