GUIDE · タイ
【2026年版】タイ北部の祭り・夜市・絶景ステイ|チェンマイのイーペンとチェンライ山の宿
水面に浮かぶ無数のクラトン、夜空へ上がるコムロイ、夜になると人で埋め尽くされるウォーキングストリート、そしてチェンライの山で迎える雲海の朝。タイ北部には、有名観光地を巡るだけでは見えない旅があります。今回は寺院や移動ルートを繰り返すのではなく、祭りに合わせて旅する方法、夜市の曜日、そして「景色を見るために泊まる」という北部ならではの楽しみ方を掘り下げます。
更新日:2026年10月5日

タイ北部は「昼の観光」だけではもったいない
チェンマイやチェンライを調べると、寺院、山、国立公園といった観光地がまず出てきます。
もちろん、それらは北部旅行の大きな魅力です。
でも、北部で印象に残る時間は、必ずしも昼間だけではありません。
日が落ちた後、旧市街に屋台が並び始める。
普段は車が走る道路が歩行者天国になる。
満月の夜、水辺にはクラトンの灯りが浮かぶ。
空を見上げれば、許可された会場から放たれたコムロイが暗い空を埋めていく。
山の宿へ泊まり、翌朝まだ暗いうちに目を覚ますと、谷に雲が溜まっている。
そうした「時間によって現れる風景」こそ、北部をもう一段深く楽しむポイントです。
前日に行っても、翌日に行っても見られない祭り。
土曜日と日曜日で場所が変わるマーケット。
街中に泊まるか、山の上に泊まるかでまったく違う朝。
北部旅行では、行き先だけでなく「いつ、どこで夜を過ごすか」を決めると旅が面白くなります。
チェンマイのイーペンとロイクラトン。実は同じ祭りではない
タイ北部の祭りとして、世界的に知られているのがチェンマイのイーペンです。
夜空を無数のランタンが埋め尽くす写真を見たことがある人も多いでしょう。
一方、タイの祭りを代表するもう一つの光景が、水面にクラトンが浮かぶロイクラトンです。
ここでまず知っておきたいのが、イーペンとロイクラトンは本来同じものではないということです。
ロイクラトンは、タイ全国で行われる水の祭りです。
旧暦12月の満月の夜に、花やろうそくで飾ったクラトンを川や池へ流し、水への感謝や祈りを表します。
夜になると、水面には小さなろうそくの光がいくつも浮かびます。
寺院や歴史的建築がライトアップされた場所では、その光が水面へ反射し、空を飛ぶランタンとはまったく違う美しさがあります。
一方のイーペンは、北部ランナー文化に由来する伝統です。
家や寺院にランタンを飾り、灯明をともす文化があり、コムロイと呼ばれるスカイランタンも象徴的な存在になっています。
チェンマイでは二つの時期が重なるため、旅行者から見ると一つの大きな光の祭りのように感じられます。

2026年は11月24〜25日が重要
2026年については、タイ民間航空局の航空情報で、11月24日と25日にチェンマイ・ランプーン地域でスカイランタン活動が行われることが航空関係者向けに告知されています。
複数の許可された大型イーペンイベントも、11月24日・25日の日程で販売されています。
2026年のイーペン旅行を狙うなら、11月24日・25日が中心になると考えて旅程を組むのが現実的です。
ただし、市街地のパレード、灯明、イベント会場、交通規制などの詳細は、その年の自治体や観光当局の最新発表を出発前に確認してください。
毎年まったく同じ場所、同じ時間に行われるとは限りません。
「チェンマイへ行けば誰でも空へランタンを飛ばせる」わけではない
SNSで見るイーペンの写真から、
「ターペー門へ行ってランタンを買い、自分で飛ばせばいい」
と思う人もいるかもしれません。
これは避けた方がいい考え方です。
チェンマイには国際空港があり、スカイランタンは航空機の安全に直接影響します。
前年の2025年には、チェンマイ市全域を含む広い範囲でランタンを自由に飛ばせない区域が設定され、許可制と時間制限が実施されました。
2026年についても、航空当局は11月24〜25日にランタン活動が航空機へ影響する可能性を正式に告知しています。
イーペンでは、市街地で自分の判断だけでコムロイを飛ばさず、その年に許可された場所とルールに従うことが大前提です。
大規模な一斉ランタンを見たい場合は、許可された郊外の有料イベントを利用する方法があります。
一方で、市街地ではランタン装飾、灯明、ロイクラトン、寺院行事、パレードなどを楽しめます。
水辺でクラトンを眺める時間と、空を埋めるコムロイを見る時間。
両方を体験すると、ロイクラトンとイーペンが「同じ光の祭り」ではないことも実感しやすくなります。
無料の街の祭りと、有料ランタンイベントは別に考える
イーペン時期のチェンマイでは、大きく二つの楽しみ方があります。
| 楽しみ方 | 主な体験 | 費用感 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| チェンマイ市街 | ランタン装飾、寺院の灯明、ロイクラトン、街歩き、パレード等 | 基本的な街歩きは無料 | 文化や街全体の雰囲気を感じたい |
| 郊外の許可された大型イベント | 一斉スカイランタン、儀式、食事、送迎等 | 2026年販売例で約4,600B〜15,900B | あの「大量のランタン」の景色を見たい |
2026年に販売されている大型イベントでは、Standardクラスで4,600〜4,900バーツ程度から、上位席では1万バーツを大きく超える例があります。
決して安いイベントではありません。
大量のランタンが一斉に上がる景色を最優先するなら価値がありますが、初めてなら一晩を有料イベント、もう一晩を旧市街やピン川周辺にすると、二つの違う祭りの表情を体験できます。
祭りを目的に北部へ行くなら、2月も面白い
イーペンは有名ですが、北部の大きなイベントは11月だけではありません。
2026年2月には、チェンマイとチェンライでほぼ同じ時期に大きなイベントが開催されました。
| 2026年の主なイベント | 場所 | 開催日 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Singha Park International Balloon Fiesta | チェンライ | 2月11〜15日 | 30機以上の熱気球、Night Glow、音楽イベント |
| Chiang Mai Flower Festival | チェンマイ | 2月13〜15日 | 花のフロート、パレード、冬の花、展示 |
| Chiang Mai Yi Peng / Loy Krathong期 | チェンマイ | 11月24〜25日を中心 | ランタン、灯明、ロイクラトン、街の祭り |
チェンマイ花祭り
2026年のChiang Mai Flower Festivalは、2月13〜15日にノーンブアックハート公園を中心に開催されました。
14日にはナワラット橋方面から花のフロートによるパレードが行われています。
北部では2月がまだ比較的涼しい時期なので、イーペンほどの混雑を避けつつ、街中で季節イベントを楽しみたい人には面白い選択肢です。
チェンライのバルーンフェスタ
2026年2月11〜15日には、チェンライのSingha ParkでInternational Balloon Fiestaが開催されました。
タイ政府の案内では30機以上の熱気球、国際競技、Balloon Magic Night Glow、コンサートなどが組まれています。
2026年は、チェンライの空に30機以上の熱気球が集まる国際バルーンイベントが5日間開催されました。
寺院巡りとはまったく違う北部旅行をしたいなら、「イベントの日程から旅行日を決める」という考え方もあります。
チェンマイの夜は曜日で行き先が変わる
北部旅行で知っておくとかなり便利なのが、ナイトマーケットの曜日です。
チェンマイには毎晩行けるナイトバザールがありますが、週末のウォーキングストリートは曜日によって場所が変わります。
同じ「ナイトマーケット」でも雰囲気は同じではありません。
週末のウォーキングストリートでは、長い通りの両側に屋台が並び、その中央を旅行者と地元の人が途切れず歩きます。
少し高い位置から見ると、通りの先まで人と屋台の明かりが続き、「市場へ行く」というより街そのものが巨大な市場へ変わったように見えます。

土曜日はウアライ
土曜日に開かれる代表的な市場が、ウアライ・ウォーキングストリートです。
TATの案内では、毎週土曜日のおおむね17時〜22時。
旧市街南側のウアライ通り周辺が歩行者中心のマーケットになります。
銀細工で知られる地域でもあり、工芸品、服、雑貨、食べ物などの店が並びます。
日曜日はターペーから旧市街へ
旅行者に最も知られているのが日曜日のTha Phae Walking Streetです。
ターペー門からラチャダムヌーン通りを旧市街内部へ進む形で大きな歩行者天国になります。
工芸品、ハンドメイド商品、北部の食品、絵画、小物などを見ながら歩けます。
観光客も非常に多くなります。
チェンマイでウォーキングストリートを楽しみたいなら、「土曜はウアライ、日曜はターペー」と曜日を先に旅程へ入れると失敗しにくくなります。
平日ならナイトバザール
週末に滞在できなくても、夜市を諦める必要はありません。
Chiang Mai Night Bazaarは毎晩開く定番のナイトマーケットです。
TAT系の政府情報でも、週7日営業のマーケットとして紹介されています。
観光客向けの土産物や衣類、飲食店などが多く、初めてでも利用しやすい場所です。
ただし、日曜ウォーキングストリートほど「旧市街全体が市場になる」感覚とは異なります。
ワロロット市場は「生活を見る市場」
少し違うタイプの市場へ行きたいなら、ワロロット市場、タイ語でカート・ルアンがあります。
北部食品、サイウア、ナムプリック、乾燥果物などが並び、TATもローカルフードや土産物を買える市場として紹介しています。
ナイトマーケットの演出を見る場所というより、地元の人も使う大きな市場です。
旅行者向けの夜市とローカル市場の両方を見ると、チェンマイの市場文化がわかりやすくなります。
チェンライにも「曜日で変わる夜」がある
チェンライはチェンマイほど大都市ではありませんが、夜に歩ける場所はしっかりあります。
特に便利なのは、市中心部のNight Bazaarと週末のWalking Streetです。
| 市場 | 曜日・時間の目安 | 雰囲気 | おすすめ |
|---|---|---|---|
| Chiang Mai Wualai Walking Street | 土曜 17:00〜22:00頃 | 工芸、食、旧市街南側 | 土曜泊 |
| Chiang Mai Tha Phae Walking Street | 日曜 17:00〜22:00頃 | 大規模、旧市街、ハンドメイド | 初めての週末 |
| Chiang Mai Night Bazaar | 毎晩 | 観光客向け、土産、飲食 | 平日 |
| Chiang Rai Night Bazaar | 毎日 18:00〜23:00頃 | コンパクト、食事、民俗音楽 | 初めてのチェンライ |
| Chiang Rai Saturday Walking Street | 土曜 16:00〜23:00頃 | 地元文化、クラフト、食 | 土曜泊 |
| Kon Muan Walking Street | 日曜夕方 | ローカル色、ランナー文化 | 日曜泊 |
Chiang Rai Night Bazaarは毎晩使いやすい
チェンライのNight Bazaarは、市街中心部にあります。
政府資料では18時〜23時ごろ、毎日営業するナイトマーケットとして紹介されています。
衣類、アクセサリー、山岳民族系の工芸品、木工品、食事などがあり、伝統音楽や舞踊が行われることもあります。
チェンライへ一泊しかできない場合でも使いやすい夜の選択肢です。
土曜日はKad Chiang Hai Ram Luk
土曜日にはタナライ通り周辺でWalking Streetが開催されます。
チェンライの生活やランナー文化を意識した市場で、ローカルフード、衣類、手工芸品、文化パフォーマンスなどが並びます。
観光客だけでなく地元の人も訪れるマーケットです。
日曜日はKon Muan
日曜日にはSan Khong Noi周辺のKon Muan Walking Streetがあります。
TATは、食べ物や衣類、地元商品に加え、ランナー文化のパフォーマンスを見ることのできる夜市として紹介しています。
「チェンライには夜にすることがない」と思ってホテルへ戻るのは少しもったいありません。
土曜と日曜をまたいで泊まれば、毎晩違う市場を歩くこともできます。
チェンライでは「観光地の近く」ではなく「景色の中に泊まる」
チェンライ旅行では、市街地のホテルに泊まって毎日観光地へ出かける方法が一般的です。
でも、もう一つ面白いのが、山に一泊する旅です。
チェンライ県には、ドイチャーン、ドイメーサロン、プーチーファー、ドイパーヒーなど、山の上や谷を見下ろす地域があります。
そこでコテージ、バンガロー、ヴィラ、ホームステイなどへ泊まると、朝の景色そのものが目的になります。
観光地へ「行く」のではなく、景色の中で一晩を過ごす。
これはバンコク旅行にはない北部ならではの体験です。
ドイチャーン|コーヒー畑と山の朝
ドイチャーンは、チェンライを代表する高地コーヒー産地の一つです。
TATによると、山にはコーヒー農園があり、1月ごろには季節の花も楽しめます。
近年は、山や谷を見渡す小規模ヴィラやコテージ型の宿泊施設も増えています。
市街ホテルの便利さとは対照的に、「部屋から山を見ること」自体が滞在目的になります。
道路は一部狭く急な区間もあるため、暗くなってから初めて山道を上るより、明るいうちに到着する計画の方が安心です。
ドイメーサロン|茶畑と雲の谷
ドイメーサロンは、中国雲南系の文化と茶畑で知られる高原です。
暖かいお茶を飲みながら山を見るという、南国タイとは少し違う旅ができます。
茶畑や谷を見渡すバンガロー型、ヴィラ型の宿もあるため、一泊すると日帰りとは違う景色を楽しめます。
夕方以降は市街地のように店が何でも揃うわけではありません。
宿を選ぶときは、夕食の提供、近くの飲食店、駐車場、部屋からの方角なども確認すると安心です。
プーチーファー|朝日を見るために前泊する
「山に泊まる意味」が最もわかりやすい場所の一つがプーチーファーです。
タイ観光省系の公式データでは、多くの旅行者が展望地点から約1.5キロのBan Rom Fa Thong周辺に前泊し、夜明け前に展望地点へ向かうと紹介されています。
プーチーファーでは、展望地点の約1.5km手前に泊まり、夜明け前から雲海と日の出を待つ旅が定番です。
昼間にチェンライ市街から往復する観光とは、旅の体験がまったく違います。
特に冬の朝は冷え込むため、山の宿へ行く場合はバンコク旅行と同じ服装だけでは足りないことがあります。
ドイパーヒー・ドイパーミー|コーヒーと小さな山の集落
チェンライ北部には、山岳民族のコミュニティとコーヒー文化が結びついた集落もあります。
TATはドイパーミーを標高約1,400メートルのアカ族の村として紹介し、山を眺めるカフェやホームステイがあるとしています。
ここでは豪華な観光施設そのものより、コーヒーを飲み、山を眺め、集落の速度に合わせて過ごすことが旅になります。
| 景色を目的に泊まりたい地域 | 主な景色 | 宿のタイプ | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| ドイチャーン | 山、谷、コーヒー畑、朝霧 | コテージ、ヴィラ、小規模リトリート | カップル、コーヒー好き | 山道は明るいうちの到着推奨 |
| ドイメーサロン | 茶畑、山並み、谷 | バンガロー、ヴィラ、ゲストハウス | のんびり滞在、家族 | 夜の飲食環境を事前確認 |
| プーチーファー | 雲海、日の出、ラオス側の山 | コテージ、簡易リゾート、ホームステイ | 朝日・写真目的 | 早朝はかなり冷える |
| ドイパーヒー・パーミー | 山岳集落、コーヒー、谷 | ホームステイ、小規模宿 | ローカル体験 | 住民の生活空間への配慮が必要 |
チェンライで絶景を目的にするなら、市街地から日帰りするだけでなく、山に一泊して「夕方と朝」を旅程に入れると北部らしさが一気に増します。
絶景コテージを予約するときは「Mountain View」だけで決めない
予約サイトでMountain Viewと書かれていると、「部屋から絶景が見える」と思ってしまいがちです。
実際には、敷地の一部から山が見えるだけの場合もあれば、部屋のテラスから谷を正面に見られる場合もあります。
景色を目的に宿を選ぶなら、次の点まで確認すると失敗しにくくなります。
部屋カテゴリーごとに眺望が違わないか。
専用テラスがあるか。
日の出側なのか、夕日側なのか。
朝霧が見える季節か。
夕食を宿で食べられるか。
夜間に外へ食べに行く必要があるか。
駐車場から客室まで階段が多くないか。
山道を夜に走る必要がないか。
特にプーチーファーのように早朝が目的の場所では、「豪華なホテルか」より「翌朝どれだけ動きやすい場所か」の方が重要になることがあります。
市場と山の宿を組み合わせると、北部旅行はもっと面白い
チェンマイやチェンライは、一つの旅行の中で都会と山を組み合わせやすい地域です。
例えばチェンライなら、最初の夜は市街地に泊まりNight Bazaarへ。
翌日は山へ移動し、ドイメーサロンやドイチャーンの宿で一泊。
翌朝は山を眺めてから市街へ戻る。
こうすると「市場の夜」と「山の朝」という対照的な二つの北部を体験できます。
チェンマイでも同じです。
日曜の夜に旧市街Walking Streetを歩き、翌朝は郊外へ。
イーペン時期なら、水辺のロイクラトンを見る夜と、許可された郊外イベントでコムロイを見る夜を分ける。
北部では、名所を一日に何個見たかより、昼・夜・朝の景色をどう組み合わせたかの方が記憶に残ることがあります。
イーペン時期に泊まるなら、普段のチェンマイ旅行とは別に考える
イーペンの時期は、通常の週末旅行とは条件が変わります。
ホテル需要が増える。
道路規制が入る。
郊外の有料イベントでは集合場所や送迎時間が決められる。
市街地では人の流れが普段と変わる。
ロイクラトンを見る場所と、コムロイを見るイベント会場が同じとは限らない。
そのため、「ホテルを安く取ってからイベントを考える」より、先にどの夜をどこで過ごすか決める方が合理的です。
有料イベントへ参加するなら、公式の集合場所や送迎条件を確認してからホテルを取ります。
市街地の祭りやロイクラトンを中心に楽しみたいなら、旧市街やピン川方面へ戻りやすい場所も便利です。
2026年の大型イベントは11月24〜25日に集中するため、その前後は通常より早めに宿泊を決める方が安心です。
北部の夜市で気を付けたいこと
ナイトマーケットは比較的気軽に楽しめますが、いくつか知っておきたいことがあります。
現金を少額持っておく
QR決済が普及しているタイでも、旅行者が日本のQRサービスをそのまま使えるとは限りません。
小規模な屋台では現金が便利です。
高額紙幣だけではお釣りに困ることがあるため、小額のバーツを用意しておくと使いやすくなります。
週末はホテルまでの帰り方も考える
大規模なWalking Streetでは道路が歩行者天国になります。
画像で見るような混雑になると、タクシーや配車アプリを呼んでも、マーケット入口まで車が入れない場合があります。
ホテルが徒歩圏なら非常に楽ですが、離れている場合は、どの通りまで歩けば車を呼びやすいかを確認しておくと安心です。
市場の商品は「北部産」とは限らない
マーケットには素晴らしい地元工芸品もありますが、すべての商品がチェンマイやチェンライで作られているわけではありません。
地元の手仕事を買いたいなら、制作者が店頭にいるブースや、産地・素材を説明している店を選ぶのも面白い買い方です。
祭りと市場を知ると「北部の夜」が目的地になる
タイ北部旅行というと、
朝から寺院。
昼は山。
夕方にはホテルへ戻る。
そんな予定を組みがちです。
でも、北部には暗くなってから始まる旅があります。
水面を流れるロイクラトン。
夜空へ上がるイーペンのコムロイ。
土曜のウアライ。
日曜のターペー。
チェンライのNight Bazaar。
山のコテージで何もせずに待つ日の出。
昼間は同じ場所に見えても、夜や朝になると別の表情が現れます。
そして祭りや市場には、観光地を見るだけでは気づきにくい「今の北部」があります。
若いクリエイターが売る雑貨。
家族で市場へ来る地元の人。
水面に流すクラトン。
昔から続く灯明。
空へ上がるランタン。
現代的な照明演出。
伝統文化と観光と日常生活が、同じ場所に混ざっています。
だから北部へ行くときは、
「どこを見る?」
だけでなく、
「満月の夜はどこにいる?」
「土曜の夜は?」
「日曜は?」
「朝起きたとき、窓の外に何が見える宿にする?」
まで考えてみる。
それだけで、同じチェンマイやチェンライでも旅の内容はかなり変わります。
よくある質問
2026年のチェンマイ・イーペンはいつですか?
2026年は11月24日・25日が重要な日程です。タイ民間航空局もこの2日間についてチェンマイ・ランプーン地域でのスカイランタン活動を航空情報として告知しており、複数の許可された大型ランタンイベントも24〜25日に予定されています。市街地の具体的な行事や交通規制は、旅行直前にチェンマイ当局やTATの最新発表を確認してください。
イーペンではチェンマイ市内で自由にランタンを飛ばせますか?
自由に飛ばしてよいわけではありません。チェンマイ空港周辺を含め、航空安全のため禁止区域や許可制の区域が設定されます。前年もチェンマイ市を含む広い地域で厳しい規制が行われました。2026年もその年の公式ルールに従い、大量のランタンリリースを体験したい場合は許可された会場を利用してください。
チェンマイのナイトマーケットは何曜日がおすすめですか?
土曜日ならウアライ・ウォーキングストリート、日曜日ならターペー門から旧市街へ延びるSunday Walking Streetが代表的です。平日でもChiang Mai Night Bazaarは営業しているため、週末に滞在できなくても夜市を楽しめます。
チェンライにもナイトマーケットはありますか?
あります。Chiang Rai Night Bazaarは市中心部で毎晩利用しやすく、土曜日にはタナライ通り周辺のWalking Street、日曜日にはKon Muan Walking Streetがあります。週末に宿泊すれば、それぞれ雰囲気の違う市場を楽しめます。
チェンライで山や雲海が見える場所に泊まるならどのエリアがおすすめですか?
コーヒー畑と山を楽しむならドイチャーン、茶畑と山並みならドイメーサロン、朝の雲海と日の出を目的にするならプーチーファー周辺が候補です。ドイパーヒー・ドイパーミーにも山景色を楽しめるホームステイや小規模宿があります。宿を予約するときは部屋からの眺望、食事の有無、道路状況まで確認すると安心です。
イーペンとロイクラトンは何が違いますか?
ロイクラトンはタイ全国で行われる水の祭りで、花やろうそくで飾ったクラトンを川や池へ流します。イーペンは北部ランナー文化に由来する灯りの伝統で、ランタン装飾や灯明、コムロイなどが特徴です。チェンマイでは開催時期が重なるため、水面のクラトンと夜空のコムロイという二つの異なる光景を同じ旅行で体験できます。
出典・参考資料
- Thailand Civil Aviation Authority — 2026年11月24〜25日のチェンマイ・ランプーン地域におけるスカイランタン航空情報
- Thailand Public Relations Department — イーペン期間のランタン・花火安全対策と禁止区域に関する公式情報
- Tourism Authority of Thailand — イーペンが北部ランナー文化の伝統であること、ロイクラトンとの関係
- 2026年チェンマイの許可制大型イーペンイベント日程・販売価格例
- Thailand.go.th — Chiang Mai Flower Festival 2026、2026年2月13〜15日
- タイ国政府観光庁 — チェンマイ花祭り2026のパレード・開催情報
- Thailand.go.th — Singha Park International Balloon Fiesta 2026、2月11〜15日
- Tourism Authority of Thailand — チェンマイの土曜ウアライ・日曜ターペーWalking Street
- Thailand.go.th / TAT — 2026 Chiang Mai Night Market、Tha Phae・San Kamphaengの夜間イベント
- Tourism Authority of Thailand — Warorot Market
- Thailand政府観光関連資料 — Chiang Rai Night Bazaar、毎日18:00〜23:00、Saturday Walking Street
- Tourism Authority of Thailand — Chiang Rai Saturday Walking Street
- Tourism Authority of Thailand — Kon Muan Walking Street、毎週日曜夕方
- Tourism Authority of Thailand — チェンライの山岳景観、Phu Chi Dao、Doi Pha Tang、Doi Tung等
- Tourism Authority of Thailand — ドイチャーン、高地コーヒー、山道・季節情報
- Tourism Authority of Thailand — ドイメーサロン、茶畑と高原文化
- Tourism Authority of Thailand — ドイパーミーの標高約1,400m、山景色、ホームステイ・カフェ
- Thailand Digital Tourism Center / Department of Tourism — プーチーファー、Ban Rom Fa Thong周辺への前泊と展望地点まで約1.5km
