GUIDE · タイ
【2026年版】タイ料理人気ランキング|タイ人がよく食べるTOP10と日本人が好きなTOP10を比較
「タイ料理で一番好きなのは?」と日本人に聞けば、パッタイ、ガパオ、カオマンガイ、トムヤムクンあたりがすぐに出てくるでしょう。でも、タイ人が毎日の昼食や夕食でよく選ぶ料理を見ると、少し違う景色が見えてきます。日本人には「旅行で食べたい名物料理」が強く、タイ人には「安くて早くて、何度食べても飽きにくい日常食」が強い。今回はランキングを見るだけで終わらず、「結局どんな味?」「辛い?」「いくら?」「どこで食べればいい?」まで、実際の旅行で使える形にまとめます。
更新日:2026年10月8日

まず結論|日本人とタイ人では「人気料理」の顔ぶれがかなり違う
日本人側は、タイ国政府観光庁が2021年に実施した「私が好きなタイ料理はこれだ!!」アンケートを使用します。
応募総数は1,643件。
2026年時点で、これより新しい同規模の日本人向け公式ランキングは確認できないため、現在公開されている公式データとして採用しています。
一方、タイ人側は「好きな料理の国民投票」ではありません。
LINE MANのデリバリー注文実績を使います。
完全なTOP10が公表されている2024年ランキングを基本にし、2025年の最新データで上位5品の変化も確認します。
つまり、
・日本人側=「好きなタイ料理」アンケート
・タイ人側=「実際に多く注文された料理」
という違いがあります。
同じ基準のランキングではありません。
むしろ、その違い自体が面白いポイントです。
タイ人TOP10と日本人TOP10を並べて比較
| 順位 | タイ人・2024年LINE MAN注文TOP10 | 日本人・TAT人気TOP10 |
|---|---|---|
| 1 | ガイトート(フライドチキン) | パッタイ |
| 2 | タム・プー・プラーラー | ガパオライス |
| 3 | カオパット | カオマンガイ |
| 4 | カオマンガイ | トムヤムクン |
| 5 | ガパオ・ムークロープ | プーパッポンカリー |
| 6 | ガパオ・ムーサップ | ソムタム |
| 7 | ラープムー | カオソーイ |
| 8 | ソムタムタイ | グリーンカレー |
| 9 | ナムトック/ナムトック・コームーヤーン | ガイヤーン |
| 10 | スキー | ヤムウンセン |
2025年には順位が動きました。
最新のLINE MANデータでは、
・1位:タム・プー・プラーラー
・2位:カオパット
・3位:ガイトート
・4位:カオマンガイ
・5位:ガパオ・ムークロープ
となっています。
日本人の1位はパッタイ。一方、タイ人の最新2025年データではタム・プー・プラーラーが1位です。
日本人には「旅行で食べたいタイらしい料理」。
タイ人には「普段の昼食・夕食として何度でも食べる料理」。
この違いがランキングにはっきり現れています。

価格の目安|屋台とレストランではかなり違う
この記事では、2026年10月7日時点の
1バーツ=約4.70円
で日本円を参考換算しています。
| 店のタイプ | 料理1品・1人分の目安 |
|---|---|
| ローカル屋台・食堂 | 40〜80B/約190〜380円 |
| フードコート | 60〜150B/約280〜700円 |
| 一般的なタイ料理レストラン | 120〜300B/約560〜1,410円 |
| 観光地・中高級レストラン | 250〜600B以上/約1,170〜2,820円以上 |
| 高級店・ファインダイニング | 数千B以上になる場合もある |
カニ、大型エビ、高級魚介を使う料理は、この価格帯より高くなることがあります。
日本人TOP10を「味・辛さ・値段」で先に見る
| 順位 | 料理 | 味の特徴 | 辛さ目安 | 屋台・食堂 | レストラン |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | パッタイ | 甘酸っぱい・香ばしい | ★☆☆☆☆ | 50〜80B | 120〜250B |
| 2 | ガパオ | 辛い・塩気・バジル香 | ★★★★☆ | 50〜90B | 120〜220B |
| 3 | カオマンガイ | 優しい・鶏の旨味 | ★☆☆☆☆ | 45〜80B | 100〜200B |
| 4 | トムヤムクン | 辛い・酸っぱい・香草 | ★★★★☆ | 120〜250B | 250〜500B |
| 5 | プーパッポンカリー | コク・甘味・カレー香 | ★★☆☆☆ | — | 300〜1,200B以上 |
| 6 | ソムタム | 辛い・酸っぱい・甘い | ★★★★☆ | 40〜70B | 90〜180B |
| 7 | カオソーイ | 濃厚・カレー・ココナッツ | ★★☆☆☆ | 50〜80B | 100〜220B |
| 8 | グリーンカレー | 甘味の後に強い辛さ | ★★★★☆ | 60〜100B | 150〜300B |
| 9 | ガイヤーン | 香ばしい・塩気・ハーブ | ★☆☆☆☆ | 50〜120B | 120〜300B |
| 10 | ヤムウンセン | 酸っぱい・辛い・さっぱり | ★★★☆☆ | 80〜130B | 150〜280B |
辛さはあくまで一般的な目安です。
タイ料理は店による差が非常に大きく、注文時に辛さを調整できる場合もあります。
1位【パッタイ】甘酸っぱくて香ばしい。初めてでも食べやすい
パッタイは、米粉の平麺をタマリンドベースのソースで炒めるタイ風焼き麺です。
味は甘味・酸味・塩味がバランスよく、唐辛子は自分で追加する店も多いため、辛い料理が苦手でも比較的挑戦しやすい一皿です。
主な食材:米麺、卵、豆腐、もやし、ニラ、干しエビ、エビ、ピーナッツ
価格目安:屋台50〜80B/約240〜380円、レストラン120〜250B/約560〜1,170円
初めてなら
ライムを絞り、まずそのまま一口。
その後にピーナッツや唐辛子を少しずつ加えると味の変化を楽しめます。
【食べるなら】Pad Thai Fai Ta Lu
バンコク旧市街の人気パッタイ店。
炭火の香りを付けた豚肉やエビを合わせるパッタイで知られています。
MICHELIN 2026:Bib Gourmand
2位【ガパオライス】タイでは「困ったらこれ」の日常食
日本では「ガパオライス」と呼ばれますが、タイではパット・ガパオ。
肉とニンニク、唐辛子を強火で炒め、最後にガパオ=ホーリーバジルを加えます。
味は辛く、塩気が強く、ご飯が進みます。
主な食材:豚・鶏・牛・シーフードなど、ホーリーバジル、唐辛子、ニンニク、ナンプラー系調味料
価格目安:屋台・食堂50〜90B/約240〜420円、レストラン120〜220B/約560〜1,030円
初めてなら
「ペット・ノーイ=少し辛く」で注文すると食べやすくなります。
カイダーオと呼ばれる揚げ焼きの目玉焼きを追加するのも定番です。
日本では代表的なタイ料理、タイでは「何を食べるか決まらない日の定番」。ガパオは立ち位置が少し違います。
【食べるなら】Phed Mark
BTSエカマイ駅近くのガパオ専門店。
肉や辛さを選べるため、初めてでも注文しやすい店です。
MICHELIN 2026:掲載確認なし
3位【カオマンガイ】辛くないタイ料理なら、まずこれ
カオマンガイは、茹で鶏と鶏の旨味を吸わせたご飯を合わせる料理です。
見た目はシンプルですが、鶏、ご飯、タレ、スープの完成度で店の個性が出ます。
主な食材:鶏肉、ジャスミンライス、鶏スープ、ショウガ、発酵大豆、唐辛子入りタレ
価格目安:屋台・食堂45〜80B/約210〜380円、レストラン100〜200B/約470〜940円
初めてなら
タレを最初から全部かけず、少しずつ付けて食べると鶏とご飯の味が分かりやすくなります。
【食べるなら】Go-Ang Pratunam Chicken Rice
ピンク色の制服で知られる有名店。
1960年創業で、長年バンコクのカオマンガイを代表する店の一つです。
MICHELIN:Bib Gourmand獲得歴あり
Grabでは2025年、カオマンガイが150万皿以上注文されています。
4位【トムヤムクン】辛い・酸っぱい・香る。タイ料理らしさが凝縮
トムヤムクンは、エビを使った辛酸っぱいスープです。
レモングラス、カー、こぶみかんの葉などの香りが強く、単純に「辛いスープ」ではありません。
主な食材:エビ、レモングラス、カー、こぶみかんの葉、唐辛子、ライム、ナンプラー、キノコ
価格目安:ローカル食堂120〜250B/約560〜1,170円、レストラン250〜500B/約1,170〜2,350円
ナムサイとナムコン
ナムサイは透明感のあるすっきりしたスープ。
ナムコンはミルクなどを加えた濃厚なタイプです。
日本でよく見るのはナムコン系です。
【食べるなら】Jay Fai
ストリートフードの枠を超えた世界的な有名店。
MICHELINもトムヤムスープを必食メニューの一つとして紹介しています。
MICHELIN 2026:1 Star
5位【プーパッポンカリー】日本人の人気が特に高いカニ料理
「プー」はカニ。
「パット」は炒める。
「ポンカリー」はカレー粉。
カレー粉と卵を使ってカニを炒める料理です。
日本のカレーライスとは別物で、辛さよりも卵のまろやかさとカニの甘味が前に出ます。
主な食材:カニ、卵、カレー粉、ネギ、セロリ、唐辛子油、ミルク系調味料
価格目安:一般的な海鮮店300〜700B/約1,410〜3,290円、有名店・大型カニ500〜1,200B以上/約2,350〜5,640円以上
【食べるなら】Somboon Seafood Surawong
1969年創業。
プーパッポンカリーを世界的に広めた店として知られています。
MICHELIN 2026:MICHELIN Guide掲載
6位【ソムタム】タイ人側ではさらに上位。日常の定番
青パパイヤを細く切り、唐辛子、ニンニク、ライム、ナンプラーなどと一緒に臼で叩くサラダです。
味は辛い、酸っぱい、甘い、塩辛いが一度に来ます。
主な食材:青パパイヤ、唐辛子、ニンニク、ライム、ナンプラー、パームシュガー、トマト、インゲン
価格目安:屋台40〜70B/約190〜330円、レストラン90〜180B/約420〜850円
タムタイとプラーラーは別物に近い
外国人が食べやすいのは、甘酸っぱい「タムタイ」。
タイ人、とくにイサーン系で人気なのは、発酵魚のプラーラーを使うタイプです。
2025年のLINE MANではタム・プー・プラーラーが800万皿以上。
Grabではソムタム全体で1,600万皿以上が注文されています。
「タイを代表する料理」というより、「タイ人が本当に大量に食べている料理」という意味ではソムタムは別格です。
【食べるなら】Phed Phed Bistro
本格的なイサーン料理で知られる人気店。
強い辛さと地方色のある料理を楽しみたい人向けです。
MICHELIN 2026:Bib Gourmand
7位【カオソーイ】チェンマイで食べたい北部のカレー麺
カオソーイは、ココナッツミルクの入ったカレースープに卵麺を合わせ、上に揚げ麺をのせる北部料理です。
具は鶏肉や牛肉が一般的です。
主な食材:卵麺、カレーペースト、ココナッツミルク、鶏肉または牛肉、揚げ麺
付け合わせ:高菜漬け、赤玉ねぎ、ライム、唐辛子油
価格目安:チェンマイのローカル店50〜80B/約240〜380円、バンコクの専門店100〜220B/約470〜1,030円
【食べるなら】Khao Soi Mae Sai
チェンマイを代表するカオソーイ店の一つです。
MICHELIN 2026:Bib Gourmand
8位【グリーンカレー】「緑=マイルド」ではない
タイ語ではゲーン・キャオ・ワーン。
ココナッツミルクの甘味がありますが、青唐辛子を使うためしっかり辛い料理です。
主な食材:グリーンカレーペースト、ココナッツミルク、鶏肉や魚、タイナス、バジル、こぶみかんの葉
価格目安:カオゲーン店60〜100B/約280〜470円、レストラン150〜300B/約700〜1,410円
初めてなら
ご飯と食べるほか、カノムチーンと呼ばれる米麺にかける食べ方もあります。
【食べるなら】Krua Apsorn
タイの家庭料理を幅広く食べられる名店です。
MICHELIN 2026:Bib Gourmand
9位【ガイヤーン】炭火の香りが主役のタイ式グリルチキン
「ガイ」は鶏、「ヤーン」は焼く。
鶏肉をハーブや調味料で漬け込み、炭火で香ばしく焼きます。
主な食材:鶏肉、ナンプラー、ニンニク、コリアンダーの根、胡椒など
価格目安:屋台・市場50〜120B/約240〜560円、レストラン120〜300B/約560〜1,410円
ソムタム、ラープ、もち米と合わせれば、典型的なイサーン料理の食卓になります。
【食べるなら】Kai Yang Sueb Siri
コラートで50年以上続くガイヤーンの有名店。
MICHELIN 2026:MICHELIN Guide掲載
10位【ヤムウンセン】酸味と辛味で食べる春雨料理
「ヤム」は、ライム、ナンプラー、唐辛子などで和えるタイ料理のカテゴリー。
「ウンセン」は春雨です。
日本の冷たい春雨サラダとは違い、温かい春雨や具材を和えて食べます。
主な食材:春雨、エビ、豚ひき肉、玉ねぎ、セロリ、トマト、唐辛子、ライム、ナンプラー
価格目安:ローカル食堂80〜130B/約380〜610円、レストラン150〜280B/約700〜1,320円
【食べるなら】Baan Ying
家庭的なタイ料理を食べやすいスタイルで提供する人気店です。
MICHELIN 2026:掲載確認なし
タイ人のTOP10を見ると「一皿で完結する料理」が強い
日本人TOP10を詳しく見ると、旅行で「タイらしい料理を一通り食べたい」という選び方が見えてきます。
タイ人ランキングを見ると少し違います。
昼休みに食べられる。
持ち帰れる。
デリバリーしやすい。
価格が高すぎない。
一皿でお腹いっぱいになる。
こうした料理が非常に強くなります。
観光客にとっての「代表タイ料理」と、タイ人にとっての「今日の昼ご飯」は別物です。
【カオパット】2025年タイ人2位。普通のチャーハンだから強い
タイ式チャーハンです。
「タイへ来てまでチャーハン?」と思うかもしれません。
でも、辛さが少なく、肉・エビ・カニなど具材を変えられ、子どもから大人まで食べられる。
その普通さが日常食として強い理由です。
味:香ばしい、塩味、比較的マイルド
主な食材:ジャスミンライス、卵、肉または海鮮、ネギ、ナンプラー・醤油系調味料
価格:屋台50〜80B/約240〜380円
【食べるなら】Here Hai
カニをたっぷり使った豪華なカニチャーハンで有名です。
普段の50バーツのカオパットとは別物ですが、「チャーハンを本気で作るとここまで変わる」という体験になります。
MICHELIN 2026:Bib Gourmand
【ガイトート】2024年タイ人1位。2025年でも3位
フライドチキンはタイの日常で非常に強い料理です。
2024年にはLINE MANで年間1位。
2025年も3位に入りました。
市場や屋台では鶏の部位単位で売られ、もち米と一緒に食べる人もいます。
味:香ばしい、塩味、ニンニクやハーブ香
価格:市場・屋台25〜60B程度/約120〜280円
【食べるなら】Polo Fried Chicken
揚げニンニクをたっぷりのせたフライドチキンで知られる老舗です。
MICHELIN:Bib Gourmand獲得歴あり
【ラープムー】酸味・辛味・ハーブ・炒り米が一度に来る
ラープはイサーンを代表する料理の一つ。
豚ひき肉にライム、ナンプラー、唐辛子、赤玉ねぎ、ミント、炒り米の粉を混ぜます。
味:辛い、酸っぱい、香ばしい
価格:ローカル店70〜120B/約330〜560円
Grabでは2025年に100万皿以上が注文されています。
【食べるなら】Phed Phed Bistro
ソムタムと一緒にラープやコームーヤーンを注文すると、イサーンの食卓らしさが分かります。
MICHELIN 2026:Bib Gourmand
【ナムトック】「滝」ではなく、辛酸っぱい肉料理
ナムトックというタイ語は「滝」という意味ですが、料理名になると肉を使ったイサーン料理です。
焼いた豚肉や牛肉を切り、
ライム、ナンプラー、唐辛子、赤玉ねぎ、ハーブ、カオクアと呼ばれる炒り米粉
で和えます。
味の方向性はラープに近いですが、ひき肉ではなく焼いた肉を使う点が大きな違いです。
価格目安:80〜150B/約380〜700円
ソムタム、ガイヤーン、もち米と一緒に食べるとよく合います。
【スキー】タイ人の日常TOP10に入る「タイ式スキ」
日本のすき焼きとは違います。
春雨、野菜、肉、魚介などをスープで煮る「スキー・ナーム」と、汁気を飛ばして炒める「スキー・ヘーン」があります。
最大の特徴は、腐乳などを使った赤いスキーソース。
味:優しいスープ+濃いタレ
価格:屋台・食堂50〜100B/約240〜470円
辛い料理を避けたいときにも選びやすい料理です。
ランキング外でも絶対に知っておきたい【カオゲーン】
カオゲーンは「一つの料理名」ではありません。
ここは重要です。
カオゲーン店とは、店頭にあらかじめ作られた複数のおかずやカレーが並び、客が白いご飯と好きなおかずを選ぶ食堂スタイルです。
日本でいえば、
「ご飯に好きな惣菜を2〜3品選ぶ定食屋」
に近いイメージです。
例えば、
・ムートート=豚の揚げ物
・カイパロー=卵と豚肉の煮込み
・パットプリックゲーン=カレーペースト炒め
・ゲーンキャオワーン=グリーンカレー
などを組み合わせます。
価格目安:ご飯+1〜2品で40〜70B/約190〜330円
2025年のLINE MANでは、このカオゲーンカテゴリー全体で6,500万食を超える注文がありました。
カオゲーンは単一メニューではなく、「タイ人が毎日の昼ご飯を選ぶ食堂の仕組み」そのものです。

MICHELINを見るときは「星」だけを見ない
タイのMICHELIN Guideには、高級ファインダイニングだけでなく、麺専門店やストリートフードも掲載されています。
| MICHELINの表示 | 意味 |
|---|---|
| 1 Star | 高品質な料理。立ち寄る価値がある |
| 2 Stars | 素晴らしい料理。遠回りしてでも訪れる価値がある |
| 3 Stars | 卓越した料理。そのために旅行する価値がある |
| Bib Gourmand | 良質な料理を手頃な価格で楽しめる |
| Selected Restaurant | MICHELIN Guideが料理の質を評価し掲載 |
タイ料理では、50〜100バーツ台の食堂がBib Gourmandに入ることもあります。
逆に、タイ人に非常に人気がある店でもMICHELINに掲載されていないことは珍しくありません。
MICHELINと「人気ランキング」は別の評価軸です。
有名グルメガイドと同じように「何を頼むか」まで考える
タイ料理店へ入り、ランキング料理を一品だけ食べてももちろん楽しめます。
ただ、タイ料理には「一人一皿」の料理と「複数人でシェアする料理」があります。
一人なら、
・ガパオ
・カオマンガイ
・カオパット
・クイッティアオ
など、一皿で完結する料理が便利です。
2〜4人なら、
・ソムタム
・ラープ
・ガイヤーン
・コームーヤーン
・トムヤム
・カレー
を複数注文し、ご飯やもち米と一緒にシェアするとタイらしい食事になります。
タイ料理専門メディアでも、汁物、炒め物・焼き物、サラダや生野菜、辛い料理など、味と食感の異なる料理を組み合わせることが勧められています。
初めてならこの組み合わせ
辛い料理が苦手
・カオマンガイ
・パッタイ
・カオパット
・ガイヤーン
「タイらしい味」を一気に体験したい
・トムヤムクン
・ソムタム
・ガパオ
・グリーンカレー
2〜4人でイサーン料理
・ソムタム
・ラープムー
・ガイヤーン
・コームーヤーンまたはナムトック
・もち米
タイ人の日常へ近づきたい
有名レストランを一軒減らして、昼にカオゲーン店やクイッティアオ店へ入ってみるのがおすすめです。
「今日の昼ご飯」を食べると、観光向けのタイ料理とは違う景色が見えてきます。
なぜ日本人とタイ人でランキングが違うのか
日本人旅行者の滞在は数日から1週間程度。
せっかくタイへ来たなら、
・タイらしい
・日本では食べにくい
・名前を聞いたことがある
・旅行の記憶に残る
料理を選びたくなります。
だからパッタイ、トムヤムクン、プーパッポンカリー、カオソーイが強くなります。
一方、タイ人は毎日食べます。
日常の昼食には、
・早い
・安い
・どこでも買える
・持ち帰りやすい
・飽きにくい
・一皿で満足できる
ことが重要です。
だからチャーハン、フライドチキン、カオマンガイ、ガパオが上位に来ます。
ランキングを見ると、味の好みだけでなく「誰が、どんな場面で食べる料理なのか」まで見えてきます。
次にメニューを見ると、料理名そのものが読めるようになる
タイ料理を何品か覚えると、同じ言葉が何度も登場することに気付きます。
例えば、
・トム=煮る
・ヤム=和える
・ヤーン=焼く
・トート=揚げる
・パット=炒める
という言葉です。
「ガイヤーン」は鶏を焼いた料理。
「ガイトート」は鶏を揚げた料理。
「プーパッポンカリー」はカニをカレー粉と炒めた料理。
料理名の中に調理方法が入っています。
これが分かると、初めて見るタイ語メニューでも料理を少し想像できるようになります。
次の記事では、トム・ヤム・ヤーン・トート・パットなど、タイ料理の名前を作る「調理方法の言葉」を詳しく解説します。
よくある質問
タイ人が一番よく食べる料理は何ですか?
「好きな料理」の全国国民投票はありませんが、LINE MANの2025年注文データではタム・プー・プラーラーが1位、カオパットが2位、ガイトートが3位、カオマンガイが4位、ガパオ・ムークロープが5位でした。Grabでも2025年はソムタムが1,600万皿以上注文されています。
日本人に一番人気のタイ料理は何ですか?
タイ国政府観光庁が2021年に日本人向けに実施した1,643件のアンケートでは、1位がパッタイ、2位がガパオライス、3位がカオマンガイでした。現在公開されている公式日本人向けランキングとして本記事でもこの結果を使用しています。
タイの屋台では一皿いくらくらいですか?
2026年のバンコクでは、ガパオ、カオマンガイ、カオパット、クイッティアオなど一般的な一皿料理で40〜80バーツ前後、約190〜380円が一つの目安です。観光地、高級店、海鮮料理などは大きく高くなることがあります。
タイ料理は全部辛いですか?
いいえ。カオマンガイ、パッタイ、カオパット、ガイヤーンなど、基本的に辛くない料理も多くあります。ガパオやソムタムは店によって辛さを調整できる場合があるので、「ペット・ノーイ」と伝えると少し辛めに抑えてもらいやすくなります。
カオゲーンとはどんな料理ですか?
カオゲーンは単一の料理名というより、白いご飯に店頭の作り置きのおかずを1〜3品選んで盛り付けてもらうタイの食堂スタイルです。カレー、炒め物、煮込み、揚げ物など多くの料理から選べ、安く早く食べられるため日常の昼食として非常に一般的です。
MICHELIN掲載店は高級店ばかりですか?
いいえ。タイのMICHELIN Guideには高級ファインダイニングだけでなく、パッタイ、麺、イサーン料理などのローカル店も多く掲載されています。Bib Gourmandは、質の高い料理を比較的手頃な価格で楽しめる店を評価する区分です。
出典・参考資料
- タイ国政府観光庁|人気タイ料理TOP10結果発表
- タイ国政府観光庁|タイ料理
- LINE MAN Wongnai|2025年タイ食トレンド
- PostToday|LINE MAN 2024 人気料理TOP10
- LINE MAN Wongnai|カオゲーン年間6,500万食
- Grab Thailand|2025 Food Delivery Highlights
- Grab Thailand|2026 Thai Helps Thai Plus 注文動向
- MICHELIN Guide Thailand|Bangkok Bib Gourmand 2026
- MICHELIN Guide|Pad Thai Fai Ta Lu
- MICHELIN Guide|Jay Faiの必食料理
- MICHELIN Guide|Somboon Seafood
- MICHELIN Guide|Khao Soi Mae Sai
- MICHELIN Guide|Krua Apsorn
- MICHELIN Guide|Here Hai
- MICHELIN Guide|Kai Yang Sueb Siri
- MICHELIN Guide|Rung Rueang Tung Pork Noodle
- Serious Eats|How to Order Thai Food for a Balanced Meal
- Serious Eats|Bangkok Food Guide
- Migrationology|Bangkok Food Guide
- THB/JPY Exchange Rate|2026年10月7日
